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2008年12月 3日 (水)

【番外】腰必殺鍼師牛庵(よわりごしひッさつはりしぎゅうあん)

 三四日にいっぺんの牛込詣。去年のいまの冬ッ比(ころ)、永の山住に別れを告げ、ふるさとお江戸へけえったハいゝが、そンとき痛めた腰が夏の冷房で冷えに冷え、すっかりいまぢァ座骨神経痛の長患い。あっちの揉み療治で五へん十ぺん、こっちの整体で八ぺん九へん。通い詰めちァみたものゝ、いっときよくてもすぐ次ン日にァまた元の木阿弥、立ち居も儘(まま)にならぬ体たらく。腹の具合も並ぢァなく、通じも艱難辛苦の冴えねへ態(ざま)。気圧療法士で鍼灸師、牛込の兄哥(あにィ)にもいっぺんおすがりすべえとの通い詰め。思ひかえしァもう十年、断腸の激痛で危篤になり、割腹手術でどうとりとめたかこの命、そンときつないだ腸が寸たらず。そいつが腹を内からひっぱるか、とっても取れぬ痛みの病。かてゝくわえて弱った腹筋。腸の重みで腹の底にァ疝気の痛み。ずっと抱えて来たこいつらが、座骨神経痛でひとつにまとまり、仕上げの腰痛になったぢァねえかと素人ながらも患者の我が身。お医者もおよばぬ内からの思案。押して気を送りこむ気圧の療法、兄哥もなんべんやってもすぐにぶりけえすあっしの痛みに、こいつァやっぱり鍼がよござんしょト打った鍼が十本十五本。腰骨と大腿骨の間を深くさぐって響きを目ッけ、腰のまわりも押してやわらげ打ち込む数本。ずしりと響く重い刺激、これが鍼の真骨頂。こいつを三四ッかにいッぺんツ繰りけえし、やっとどうやら楽になりそうな先が目えてきたけふこの比(ごろ)。やっぱ兄哥は合気道の達人、人の躰の気の流れェ、よッく知っておいでヨ。なんとか元の歩ける躰にたちかえり、来る正月迎えてえもの。気ィぬかずモ少しの辛抱の牛込通い。腰の痛みィみごと消してもらいやしょう。行きがけの駄賃がわりのだばし(飯田橋)の蛤きしめん。こいつの昼も楽しみのひとつ。思やァ悪くねへ詣三昧サ。

  牛込柳町治療院 http://www004.upp.so-net.ne.jp/tajima/

2007年9月19日 (水)

伏魔殿にしゃがって

月曜の夜にふうじゃ(風邪)の天敵、美多民Cの点滴を医者ァちょろまかしてぶち込んでやったところ、音ェ上げたみてえできのふの朝の目覚め、すこぶる付きの上々ヨ。野郎、逃げけえったなト安気にかまえておりやしたら、真ッびる間の気温は九月の半ば過ぎたァ思えねへ暑さサ。途端にふうじゃの野郎、息ィ吹き返しやがッたんか、熱ァ出てくるハ普段からぼんやりの天窓(あたま。頭)ァ靄ァかゝったみてへになりやがるハで、さんざんヨ。
ふうじゃメ、あっしの躰ァ伏魔殿にしやがッて、どっかに隠れていやがったのヨ。てめえ、太へ野郎だ。どうするか見てロ。今夜また一発、天敵ぶちこんでやるかンな。

2007年9月16日 (日)

風魔大江戸八百八町八ヶ岳

 どぢな咄ヨ。ふうじゃに見入られちまッて風邪ェ引いちまったゼ。ゆんべから天窓(あたま。頭)いてへなッて思ってゐたら、今朝ァ熱ヨ。七度五分。そんなもんたへしたことぢァねへゼって言わねへでおくんな。あっしァ自慢ぢァねへが、熱にァ弱いンだ、弱いもんほかにもいろ\/あるが、そいつァいまァ言わねへ。
  だらしねへが、ドたま(頭)冷やして、寝てンのよ。
  どうだ、かわいそふだろう。そふ思ったら後生だから、観音のさまの方角がに手ェ合わしてあっしの快癒を祈願しておくんな。恩義に感じるゼ。

  軟弱自慢  喜の字

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