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2014年4月 1日 (火)

其十三 百五十字洒落本『江戸柄花之明暮(えどもようはなのあけくれ)』


ご存知前書
江戸の戯作にやァ洒落本人情本滑稽本などがありやすがその内花魁女郎とのふれあいを描いた洒落本の真似事を目覚めのあくび寝入りの舟こぎの間の速書の一興お目にかなえばの仕合せでございやす


深川佃町四六見世あひる女良(じよらふ)けい「アラうれし待つてたンだヨ 神田連雀町担い喜世留(きせる)売り与三吉「けふ銀流しが一本売れてヨそいで弁天さまに会いたくてこうしてホレ銭ガアガア(四百文)だほんとは昼間来たかッたンだが昼は六百文だらふ銀延でも売れなきやァだがあつしにお武家のお得意ゐねへしナ
3月28日夜


神田連雀町担い煙管売り与三吉「けさァ明烏がよく啼くぢやァねへかい 深川佃町四六見世あひる女良けい「そうさ与三さんが連尺担いで早くあきないできるやふにサこんだァいつ来ておくれかいあたいは泊りがうれしいよゥ 与「また一本高直なン売つてナだがヨ銭がへえッても煙管の煙みてえにおめえに吸いとられてんなァ
03月28日朝

神田連雀町喜世留(煙管)担い売り与三吉「けさァ明烏がよく啼くぢやァねへかい 本郷大根ぱた女良(じよらふ)けい「桜ァ咲いたから花見に行カァッてンぢやァねえかい 与「おめえ洒落たこと言ふねえうれしいゼまた来たくなつちまふゼ け「兄さん来ておくれ裏ァかえしておくんなさいナ待つてるわヨ。
3月29日朝

音羽ひさごや女郎たけ「お客さん惚れてるなんて初会で言わなえでくンな 客の軽子坂の弦七「姐さん虫の居所でも悪ひンけえ た「あゝこんな稼業だよ機嫌がいゝわけねへにきまつてるだらう 弦「ごもつともあいすいやせんなァ今夜ァけえろう た「またおいで 弦「来るわけねえだら
03月30日夜


禿小梅「花魁雨がふつて 夕霧花魁「この子はなんざます若旦さまに朝のごあいさつが先ざますえ 小「若旦さまおはやふこざいやす 日本橋本町通り伊勢屋息子株豊次郎あくびをかみ殺しながら「アヽ小梅かおはやふ 夕「若旦さんが濡れてはなりんせんエ篭をよばしやんせ若旦さんあさつて待つておりんすえ
3月30日朝


赤城下岡場所きねや女良(じよらふ)ふね「お客さんどこのお屋敷だい 中間吉蔵「見てのとおりの黒鴨だがなァ旦那さまのお名は語れねえヤ三河いらいの由緒あるお家ァけがしちまふからナ ふ「オヤこんなとこ来るわりにやァ律儀だねえ 吉「あたぼうヨこう見えたッておれァ奉公第一なんだ ふ「ふゝゝゝ
3月31日夜


谷中根津前町岡場所ほうらい屋女良(じよらふ)さと「源さん起きとくれ 左官源蔵「コウ烏ァまだ啼かねへだらふ さ「なに言つてンのサとつくさネお天道さまァあがつてらァ 源「ぢやァなんで起こさねえ さ「主と朝寝がしてみたいサ 源「ケッ乙粋言やァがるゼ一服点けさせねえナ。
4月1日朝

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