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2010年5月 9日 (日)

午睡名人落語咄(ひるさがりめいじんおとしばなし)

 見上げる空にやァ老いかわけへかわからねへが燕がすいッとかすめ窓からァ柳の風ならねへ隣の大地主の大欅のみどりの風が吹き込んでこいつァじつとしてらんねへトごろり横になり取りいだしたるハ志ん生の録音円盤。うなぎの幇間。あつしァ好きだねへこの頓馬な野太鼓が。愛嬌(あいけう)があつてね。旦那を岡釣して昼飯にありつこふッて魂胆なんだが敵のほうが一枚も二枚も上手。まんまと餌食になつちまうお粗末。つゞいて聴くはお初徳兵衛。あすび(遊び)がすぎて勘当の若旦那馴染みの柳ばしの船宿に居候。家にやァもどれぬと腹ァくゝつて船頭に。その男ッぷりのよさに岡惚れしてた芸者お初と篠つくにわか雨に降りこめられた屋根舟ン中でッてェお咄。そンつぎハ稽古屋。こりやァ音曲咄だそうで中に三味がはいりやすな。デ志ん生が上手と下手を唄い分けるッて趣向ヨ。つぎが大山詣り。熊公が酔つてあばれて坊主にさせられくやしいから先に長屋へけえり一計を案じ仲間連のかみさんの天窓(あたま)ァ丸坊主にしちまうッてお馴染の咄。そんつぎは目先を変えて園生ッたつて先(せん)の六代目ヨ。ついこねえだなつたほや\/ンぢやァねへヨ。このしと(人)ハ与太郎咄やんなきやァいゝ噺家なんだがねえ。生まれついて足りねへ者ォ笑もんにするなんぞハ感心したことぢやァねへ。その咄ンときの六代目園生ハどうにも卑しくッていけねへ。デ突き落としト品川心中を聴きやしたが、どつちも巻舌がいきいきしてゝよごんしたねえ。オッもう鳥渡(ちよいと)すりやァ笑点がはじまるゼ。ぢやァあばよ。

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