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2009年2月14日 (土)

薬種屋(やくしゅや)【江戸語ッこ 一】

  薬種屋(やくしゆや)で屠蘇(とそ)を買ふのは無病なり  (柳多留より)

 薬種屋ッてえのハ漢方薬の見世。今で言ふ薬局や薬店のことサ。江戸の比(頃)ハ屠蘇散は買ふもんぢァなくって、かゝりつけの医者から歳末になるト届けられた、言ってミりァお医者からの歳暮だから、そいつゥわざ\/買ひに行くのハ病気知らずのやつッてェことを詠んだ川柳ヨ。
 今ごろなんで三ケ日に飲む屠蘇の咄なんだト思ふだろうが、けふ2月14日ァ旧の天保暦で言やァ睦月廿日。まだ正月の内ヨ。我慢してくんな。

【附(つけた)り】
柳多留(やなぎだる)。江戸では川柳はてえへんな時花(はやり)で、そのすぐれたものを集めたものが柳多留。その句の中に読み込まれた江戸語江戸弁を『江戸語ッこ(えどごっこ)』と題して取り上げてみんべえッて思っておりやすんで、お付き合いのほど、よろしゅう。本日は第一回。よって年の初めの正月に付物の屠蘇散に因んで、薬種屋ッてえことでやらさせてもらいやしたのサ。

【お願い】

   読んで下さる方、お宅のお屠蘇事情を教えてください。
 匿名やmixiハンドルネームで結構ですし、文章は標準語でかまいません。

 ①あなたの実家では、お屠蘇は飲みますか。

 ②お飲みになるお宅では、屠蘇散は味醂で漬けますか、それとも日本酒ですか。焼酎でもつくりますか。

 ③あなたの実家の都道府県は、どちらですか。

  ④あなたの年齢、判別を教えてください。

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コメント

屠蘇、日本酒。子供はみりん。薬屋謹製の袋を投入。
高知県。もっとも当時の家長の出自は徳島。
その後、山口県出身の婿養子の代になるも、味は変わらず。単に踏襲しただけかも。

43歳、女性。記憶は4−13歳当時。

moon3ねこじゃねえやいのお玉姐さん江

 ありがたふさんで。やっぱりッてえか結構ッてえか、屠蘇は酒ッてのが多いンだねえ。高知土佐は酒豪の地だもんなァ。徳島ァよくァ知らねえが、やっぱり左党の国柄でやしょう。聟さんハ入った先の家風を継ぎやしょうからねェ。あっしの親父なんて勝手もんだったから、へえっておいて家ィぶっこわしちまったが、ありァ聟失格ヨ。
 こどもは味醂ッてのが、味醂の江戸ッ子としちァ気になるねェ。なんせ江戸ッ子ァあめえからねえ。

  喜ンの字

初めて甘くない屠蘇を飲んだ時は、たばかられた!と思ったもんですよ。こんなのが屠蘇かい、なんか、入れ忘れたんじゃねえかって。

土佐っぽは、もしかしてあれじゃねえか、大人は屠蘇と偽って生の酒をあおってただけかも(笑)

ところで、神社に初詣に行くとお神酒をくだされたんだが、これもあまくちのうまい酒(と子供の頃思っていた)だったんで。クジラの国も、意外と甘いのがまかりとおっているんでしょうかねえ。

moon3ねこじゃねえやいのお玉姐さん江

 手つかずの屠蘇散が残った年がありやしてネ。屠蘇ァあんなにうめえンだから、酒につけても旨かろうッてやったことがあんのサ。ところがどっこいヨ。おッそろしく不味かったねえ。屠蘇はやっぱり味醂にかぎらァ。

 もともと酒は甘いもんだッて聞きやしたネ。こないだの歳末にァ何ィ思ったか近くの吸平手(すーぱー)が、純米の濁酒ならべたンだ。燗して呑めッてえのヨ。これが甘くってねっとりして、こたえらんなかったねェ。酒は米からつくる神聖なもんッて天窓(あたま)がむかしッからあるからネ。南蛮紅毛人みてえに喰いもんの合間に口ィ洗うように呑むような罰当りァしねえンだ。酒ハ酒だけで、ありがたく味わうのが日本の作法ヨ。あっしァそう思っておりやすンだが、今日びぢァ時代おくれもいゝとこだねェ。

  喜の字

時代遅れなもんかね、先進み過ぎてらあ。
紅毛人もね、このごろあ、氷葡萄酒だの貴腐だのって、甘い酒がお好みよ。無理してキツい酒かっくらって、男らしいなんて時代は過ぎたんでしょうなあ。

それにだ、吸平手なんて当て字を考えつくなんざ、若えもんは足元にもよれねえよ。んとに。

moon3ねこじゃねえやいのお玉姐さん江

そうかァ。西部の田舎町のあいまい酒場でパーポン一杯喉の奥にぶち込んで、チャリンと硬貨いちめえ投げて、釣ァいらねよとも言わずに馬に乗って去って行くなんてのハもうねえンだな。
その代り、甘くなっちまったンだ。やっぱり南蛮紅毛も駄目か。どこでも男はみんな甘ちゃんになっちまったッてえわけだ。
これからァ姐さん、がんばっておくんな。おんなが荷なうじでえだゼ。よろしゅうナ。

喜の字

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