無料ブログはココログ

« 【番外】川柳ひとり柳戯留(やなぎざる)(三) | トップページ | 【番外】川柳ひとり柳戯溜(やなぎざる)(四) »

2008年8月31日 (日)

【番外】恋の大川迷いの月

 こないだある別嬪さんが日記欄で粋な恋を歌のようにお書きヨ。そいつゥ刺激受けやして、あっしも一丁ものにしてみんかと、負けずにけえて見たッてわけでして。上手くできてりァお慰み。いかゞでござんしょうかね。

 けふ行こうか あす逢うか

 行くも罪なら 逢わぬも罪

 添えぬふたりの仲なれば

 いっそこのまゝ別りょうか

 月にかゞやく大川に

 逢瀬の糸口聞く今宵

 男なみだの秋の風

« 【番外】川柳ひとり柳戯留(やなぎざる)(三) | トップページ | 【番外】川柳ひとり柳戯溜(やなぎざる)(四) »

コメント

泣いてくれる男がいりゃあそれだけで御の字だよ、誰だえ、その女は。


てなこというから、かわいげの無いババアは困るね。
あたしの岡惚れしてたお方ときたら、とっくに三途の川ぁ渡っちまって、悔しいのなんの。ひねまくってんだ、こちとらは。他人の恋路なんぞ、なんとかに食わせちまうよ。

って、ここで怒るようなことではございますまいが(笑)

moon3ねこじゃねえやいのお玉姐さん江

 いゝ男は先に逝ッちャうもんらしいゼ。
 ふたむかしッくれかまえかな、目白の鮨屋へへえったら、隣で大年増が独りで出来上がってンのよ。すんなりしたかっこ(恰好)の爪ェ真っ赤に塗ってゝネ。唇の紅もくずれちァいねへ。敵ァ暇だから鮨ィつまんでるこっちに咄かけてきてネ。鮨屋で酒ェ呑んでへろ\/になってる女も珍しいから、お独りですかいッて愛想言ってやったら、いゝ男ァみんなあの戦争に引っ張って行かれて死ンぢまったよゥってサ。どうやら惚れた相手は学徒出陣だったンだねェ。
亭主もいまァもうゐねへ。子どもゝ巣立って独りッきりみてえサ。この前も酔ってかえって二階の寝室あがるの面倒くさいからそのまんま玄関で寝ちまったなんて言ってやがんのサ。様子みてりァけふもその伝になりそうなくれえべろ\/だ。あっしァ担がされちァかなわねへから、早々に逃げェ打ちやしたがネ。
 早死しねえといゝ男と見なしてもらえねへらしい。あっしァ三遍も危篤になっても死に方わかんねへで、娑婆へけえって来てる口だから、評判ァわりいワ。

 喜ンの字

船を出して、膝枕しながらが似合いそうな、恋の歌ですねぇ。

moon3風知草姐さん江

 おほめいたゞいて、ありがてえヨ。

 船頭さん冷えるだろう、陸(おか)ァ上がっていっぺえあッたまってきなせえなト一分もはずみェ、ヘイ旦那そんぢァお言葉に甘えて、なんて愛想よく舟ェもやって、岸に姿消してくれやしょう。
 波に揺れる屋根舟の、障子をたてたる胴の間で、灯を吹き消しャ月明かり、白い障子に銀の影、そっと添える手と手、引いて耳元さゝやく詞、返す詞は詞にならず、含み笑いのうなずく吐息、、、

 お跡(後)はご都合のよろしいように。

              喜の字 

まぁ、随分と艶っぽいお歌ですねぇ。
こんな想いをなさったことがおありなんですね。

moon3おあやのお内儀さま江

 なァに、講釈師見てきたような啌(うそ)を言ひッて伝でしてネなんて書くと艶消しでいけやせんねェ。

 やっぱり答は、うふふふッてことにしときやしょう。

  秋の夜長の月明かり 喜の字

 妬かせるねえっ。
 さぞや別嬪さんなンでござんしょう。

 旦那、叩けばほこりがたあンと出そうで憎らしいったらありゃしない。

 こっちとらあ、浮いた噺の一つも欲しいところでござんすよっ。

moon3仇吉姐さん江

 うれしいねェ、妬いてもらえるなんて。男冥利につきやすヨ。叩いて赤いほこりがでりァいゝが、借金証文ぱら\/ぢァ洒落になんねえ。
 姐さんこそ、どっかに浮いた咄を隠してるンぢァござんせんかい。袂の中か、帯の胸もと。胸に手ェ当てゝ思ひだしてごらんなせえ。捨てゝ忘れた男の一匹二匹。ネ。

 喜ンの字 

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/127972/23367533

この記事へのトラックバック一覧です: 【番外】恋の大川迷いの月:

« 【番外】川柳ひとり柳戯留(やなぎざる)(三) | トップページ | 【番外】川柳ひとり柳戯溜(やなぎざる)(四) »

最近のトラックバック

2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31