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2008年7月31日 (木)

【番外】越すに越されぬ日本橋

  もう十年くれえめえになるかな。木曽の奈良井宿で宿場の裏ァ流れる清流に本場の木曽檜だけを使って昔ながらの木造りの大橋を懸けやしたのヨ。運よくそんとき、あっしァ行き合いやしてネ。まだ白木も眩しいできたてを雪駄で登ったのヨ。橋ィ登るッて言ふと変に聞こえやしょうが、昔の橋ァどうしても太鼓になってるものなのサ。だから雪駄は足袋が滑って登りにくいもんでしたゼ。
  それと同じ造りだと思ふが、江戸東京博物館にァ公方さまが懸けた日本橋をそっくりそのまンまの大きさで造ってあるッて言ふぢァありやせんかい。長さだきァ半分だそうだがネ。おいらァそれを登って渡ってみてえのヨ。雪駄でいっぺん、駒下駄でいっぺん、足駄でもういっぺん。登り心地がそれぞれ違いやしょうねェ。その感触を確かめたくてしょうがねえのサ。
  いつか渡らしてもらいてえヨ、石原のご奉行、頼んだヨ。
  それにしてもあっしァいっぺんもまだ見に行ってねえッてのは、片落ちだから、渡れる渡れねへはそれとして、まず見てこなくちァ咄になんねへもんねェ。それにしても、暑くて動きが取れねへ。意気地がねへと、てめえでも思ふヨ。少し涼しくなったら、御神輿が上がるかな。

  喜ンの字

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コメント

この猛暑ではなかなか出かけようか・・・という気持ちにもなりにくいですよね。

ところで、江戸時代の橋っていうのは、太鼓になっていたのですね。

言われてみれば、江戸時代の絵に描いてある橋も太鼓だったような気がします・・。

こういう時、自分の観察力のなさを実感します。sweat01

復元された日本橋、登り心地をぜひまた教えてください。

この猛暑です、熱中症予防に水分を多めにおとりくださいね。

moon3ひよこ姐さん江

 それがさァ、どうやら渡らしてくんねへらしいのヨ。北半分しか造ってねへッてんだから、みゝちいことしたもんぢァねへですかい。真ッつぐ渡って行きァ先は真ッ逆ッて寸法だゼ。観客地獄へ落してどうすんのッてネ。
 姐さんも渡り心地確かめるンだったら、木曽の奈良井宿へお行きなせえ。総体本場木曽檜づくり。だれでも文句なしに渡してくれやすゼ。宿場町もいゝ塩梅に残されておりやすしネ。
 奈良井千軒とか言って、江戸の比ァおびただしく家並みが続いていたそうで、いまでも残っておりやすヨ。昔ァいちンちに二千人の旅人が通ったと聞きやしたヨ。

 喜ンの字

奈良井宿には、一度行きたいと前から思ってるんでござんすよ。あの、いい塩梅に残った宿場町で、着物でそぞろ歩きたいと思いましてね。

moon3ねこじゃねえやいのお玉姐さん江

 えゝ\/、ぜひお行きなせえ。あいだけのみごとな木組みの太鼓橋、もふほかぢァ観れやせんし、渡れもできやせんでしょう。
 宿場もいゝ感じに残してありやすしネ。ところどころにァすぐ後の山から引いた筧で水飲み場をつくってありやすし。
 土日や祭日に行きァ蕎麦屋だの曲げ輪ッぱの弁当箱屋だの水茶屋、五へい餅屋だのが開いておりやすからけっこう江戸の旅人気分が味わえやすゼ。
 列車でも便利ァいいし、高速なら中央道の伊那と奈良井を結ぶ権兵衛峠がトンネルで抜けれるようになったンで近くなりやしたゼ。
 高遠の古城から伊那の町ィ抜けて権兵衛峠から奈良井をたどるなんてのも、いゝ道筋ですなァ。
 あゝあっしもモいっぺん行きたくなっちまったぢァねえかい。困ったヨ。

 片雲の風に吹かれたくなった 喜ンの字

籐職人さんですか?作り方教えて下さい。

お願い致します。

moon3さくら、たぶん姐さん江

 残念ながらあっしァ籐職人ぢァねへンで。お役に立てねえで申しねえが、籐の何をお探しなんでやすかい。

 喜ンの字

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