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2007年9月26日 (水)

片月見

ゆんぺは十三夜の月見ヨ。トいってもあっしァそいつゥ買物に行く車の窓からちらりと眺めただけの、せっかち月見。こんなンぢァ花魁相手ェしちャくんねへナ。
江戸の比(頃)ハなんですッてネ。十五夜の月見ンときァ吉原ァ紋日(物日)ッてことで、客はてへそうな物入りだったそうでネ。たまらねへンで、やっぱり紋日の十三夜の月見ァ行けずにゐる。そう言ふのを片月見ッて言って、えらく嫌われたそうぢだと聞きやすゼ。
あっしァ、前の十五夜も月見した思ひがねへ。そしてきのふの十三夜もそんな具合ヨ。片月見どころか、両月見無しの大野暮サ。
きのふはさんざんな日でネ。八日続いた風邪がやっと引け、久し振りに馴染みの漢方の先生訪ね、鍼でも打ってもらおふかと行ったハいゝが、診察してもらってる間にふらついて息ィ苦しくなりやして、横になり、結局お医者にあっしの車で送ってもらふ始末ヨ。
ここんとこ飯ィつくるのも大儀、まいど間に合わせで済ましていたンが仇となり、低血糖を起こしたらしい。だらしのねへことで、なさけねへゼ。
それもあって夜ァ月見の元気もなしサ。
来年ハっていまから言やァ鬼が笑ふが、両月見してやるゾ。月の野郎、面ァ磨いて待ってろよ。

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コメント

ああ月夜に低血糖とは...(泣)。
八つの兄さんあたしもゆんべは八つにいましたのよ。
初老になり出した兄弟で墓参りの日、深大寺蕎麦と山芋、栗ご飯でした、差し上げたかった―。

風邪を侮ってはいけない、くれぐれもお大事にしてくださいね、ね。くるみ

▼ミーシャさん江
オヤ、八つのお山においでだったンで。こいつァ奇縁。
深大寺蕎麦に山芋、栗ご飯、こいつァなんとしたことだい。ぜんぶあっしの好物ヨ。
そいつゥご馳(ち)になってりャ風邪なんかどこ吹く風でやしたでしょうにネ。残念無念ッてのハこういうのを言ふンだねェ。

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