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2007年7月21日 (土)

蝉の浪

 家へ戻ってきやすと、玄関の踏み石の角に、蝉が休んでおりやすのサ。けふハ蒸しておりやすが、肌寒いンだか暑いンだかわからねへような陽気でネ。蝉さんも困っておいでの様子ヨ。
 そんなとこで昼寝してるト踏んづけられッぞってンで、山桜の幹へお移しいたしやした。素直な野郎でねェ。一声も発しねへのヨ。
 もしかすッと女蝉かもしんねへナ。蝉でも、女子衆(おなごし)にご縁があったのハめっけもんヨ。山隠やってるトそういふことゝハ無縁でやすからネ。

蝉も啼かずバ鵯(ひよどり)に捕られまいッてネ。あっしンとこの隣にァびっくりするくれへ広い赤松林があって、前は皐月の比(頃)ァそこで春蝉がうるせへくれへ鳴いたんだが、いまァさっぱりヨ。
いまの時期ァひぐらしだが、それもすっかりなりィひそめちまって、淋しいかぎりサ。全盛の比ァ津波のよふにひぐらしの啼き声が群れてうちの林を渡って行きやしてネ。ちょいと涼しくなるッてへトやつら飛べなくなるらしく、庭の飛び石の上ェ一歩\/気ィつけねへと蝉踏んづけちまうほどひっくりけえっておりやしんたゞがァ、いまァ見るかげもねへヨ。
  いろ\/じでへハ変わって行きやすねェ。

喜の字

追い書き
山桜の幹にへばりついてゐる蝉の写真を懐電話で撮ったンだが、こゝへ貼り付けよふとしたら出来ねへのヨ。jpg形式にしろなんて言ひやがってネ。見るとちゃんとそうなってゐるンだが、ブログさんのご機嫌がわりいらしい。デ皆さん方ハ残念ながら写真なしッてことで。マそんなわけだから、勘弁しな。

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コメント


 そりゃア、旦那が釣れないからさァ。旦那恋しと鳴いたって知らぬ顔の半兵衛だもの、鳴き疲れちまったのさッ。惚れさせ上手な旦那のくせに諦めさせるの下手な方

仇吉姐さん江

 こんども粋な文だねェ。こんな文もらったら、おっちょこちょいハかよひ詰めちまうワ。
 西鶴が言っておりやすヨ。万治の高尾は文にして人を殺すッてネ。
 こちとらもう、かなりの深手だヨ。

 喜の字

家の前に落ち葉のように何枚も落ちてる茶色の羽、何を隠そう我が家のかわいい黒猫ちゃんデールが食べ残したあぶら蝉の羽です。う〜ん、冷たい床に腹這いで寝てるかわいい姿からは想像もつきません。弱る蝉を川エビの唐揚げのように食べてしまうデールに自然の驚異を感じてしまう。うだる夏です。

図案工作員さん江

 お天道さまが鳥渡(ちょいと)西へ傾き、ちっとばかし涼しくなるトひぐらしの蝉時雨になりやす。
 そいァ、家を取り巻く林を波のやふにあっちからこっちへ、こっちかちあっちへと行きつもどりつしやして鳴きやすが、にぎやかななかにも一抹のもの悲しさを秘めておやすネ。
 そのカナカナカナと鳴くなかに、時折ヂヂヂヂィと鳴き声が混ざりやすのハ、ひよどりに喰われてしまふ運のわりいひぐらしの泣き声。
 あの透明な羽のひぐらしを喰ッちまうンだから、ひよどりッて野郎はほんに風流がわかんねへ鳥だゼ。

図案工作員さん、文ィ投げ込んでおくんなすって、ありがたふおざりィやす。お礼申しやすゼ。
これからも、ちょい\/投げ込んでおくんねえナ。

 喜の字

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» 2007年7月 昆虫 羽化 2題 [マイ・つるかわ・生活〜鶴川住人日記、東京近郊おでかけメモ、キャンプのメモ]
 昨日は、小学校でカブトムシとビオトープの作業がございました。カブトムシの飼育場から、さなぎのカブトムシを手に入れて、コップとダンボールを入れて、その中に静かにさなぎを置きます。 すると、昼間にもかかわらず、さなぎから成虫へ羽化するカブトムシの瞬間を見ることができました。  もうひとつ、今度は夜。 こちらも、小学校の林の中。カブトムシの飼育場から程近い、木にせみの幼虫を探していたところ、羽化し終えたセミを発見。 真っ白な、羽をようやく伸ばした瞬間です。... [続きを読む]

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